2016年8月7日(日)~8月10日(水)(現地時間)、「MOS世界学生大会2016」、「ACA世界学生大会2016」それぞれの決勝戦が、アメリカ・オーランド(フロリダ州)で開催されました。
その結果、日本代表の佐々木乙(ことの)さん(北海道大学3年)が「MOS世界学生大会2016」のワード2013部門で世界第5位に、また、中島沙紀さん(聖ヨゼフ学園高等学校3年)は、エクセル2013部門で世界第7位と健闘しました。 今大会は延べ100万人を超す学生がエントリーし、決勝戦に勝ち残った各国代表精鋭約150人とMOS日本代表はワード、エクセルの決勝戦専用試験に臨み、そのスキルの高さを競いあいました。
ワード2013部門 世界第5位 北海道大学獣医学部3年 佐々木 乙
エクセル2013部門 世界第7位 聖ヨゼフ学園高等学校3年 中島 沙紀
1位 Lai Tin Ming (香港)
2位 Xin Wei Lau (シンガポール)
3位 Waqas Ali (パキスタン)
1位 Pak Hei Lee (香港)
2位 Natthapol Pusa (タイ)
3位 Michael Kelly (米国)
この度はMOS世界学生大会Word部門日本代表に選出していただき、本当に光栄に思います。日本代表に決定したときは驚きましたが、それと同時に日本代表という責任感を感じました。そのプレッシャーをはねのけるためにそれからは今まで以上にMOSの練習に取り組むようにしました。大学の勉強などで1日1、2時間位しかできない状況でしたが、そのわずかな時間でパソコンスクールの先生から与えられた課題を集中してこなしていきました。結局、残念ながらメダルには手が届きませんでしたが、試験本番では自分の今持てる力のすべてを出し切ることができたので悔いはありませんでした。このような貴重な経験ができて本当によかったと思います。
私が日本代表に選出されたときは、大きな喜びや驚きがありましたが、高校3年生ということもあり、受験勉強と両立できるかという不安もありました。しかし、大好きなExcelで日本代表に選出されたことに大きな誇りを持ち、決勝戦も頑張ろうと思いました。決勝対策は学校が夏休みに入ってから本格的に始めました。テキストを何度も見直しながら、多くの問題集に取り組み、初見の課題をわずかなヒントを頼りに自力で作る練習をしました。しかしながら、正確に解く練習が不十分だったのか、思うような結果にならず、少し残念な気持ちもあります。また、決勝戦では多くの参加者と関わる機会があり、私は積極的に話しかけようと試みました。簡単なやりとりしかできず、英語力の無さを痛感しましたが、通じ合えた時の感動は素晴らしいものでした。自分と同じ気持ちを共有する時間はとてもよかったです。
日本代表になることのプレッシャーから何度もくじけそうになりましたが、最後までやりとげることができ大きな自信になりました。世界の壁の高さを実感し、チャレンジすることの大切さをしることができました。入賞は逃してしまいましたが、今回の経験はとても大きな自信になり、何か困難なことがあっても乗り越えていけるような気がしています。
日本代表小島功武路さん 決勝戦作品
「ACA世界学生大会2016」は、30人の各国学生が決勝戦に進出し、非営利団体の「国際子ども芸術財団(International Child Art Foundation, 以下ICAF)」のポスターとバナー制作という2つの課題に取り組み、その技術とデザイン性、創造性を競いあいました。日本からは日本電子専門学校2年小島功武路さんが参加しました。残念ながら入賞は逃しましたが、8時間にわたる決勝戦に精一杯挑戦しました。
一生のうちに日の丸を背負い世界を相手に戦う、という経験は、どのくらいの方が経験なさるでしょうか。あるいはない方が当たり前であり、それはオリンピックだとかのテレビの向こうでしかないようなお話で、私も少し前まで考えてもみなかったようなことでした。それが私は、今回ACA世界学生大会という形で機会をいただき、驚きや喜びなどでは語りきれない感情に溢れました。選出して頂いた日のことは、一生忘れることがないでしょう。
私は一層努力を重ね、間違いない、私なら確実に1位を目指せる、と思えるようなところまで、技術を、構想を研鑽して参りました。ところが蓋を開けてみると入賞10位の中に入れず、なんだ、自分の技術はこんなものか、とひどく落胆しました。世界一になれる機会を棒に振ったとも言えますから、無理もありません。しかし、私はこうも思います。日本国内にこもったままで、負けたこともないままに平凡に作品を作り続けるより、一度世界に当たって砕けた私の方が、より上を目指せる、と。
今回の渡航で、日本にはない考え方、一生知りあえなかったであろう友人、自分の浅学さや未熟さ、それを覆す、これからの可能性について。本当にたくさんのものを得ることができた私は、とても幸せです。私は、必ずまた世界を舞台に戦いに行きます。この経験を、「行っただけ」で終わらせないために、何度でも立ち上がり、世界をよりよくできる人間になりたいと、そう思えるような、素晴らしい体験でした。
今回の挑戦を応援してくださった全てのみなさまに感謝いたします。また不躾ではありますが、今後とも。応援のほど、よろしくお願い致します!
本当に、ありがとうございました。
決勝戦 順位
1位 Lourdes Gimena Anguiano Bermúdez (メキシコ) ※写真中央
2位 Hwa Ee Ng (マレーシア)
3位 Kuok Pan Cheung (マカオ)
一般投票1位 Marie Bailey (ニュージーランド)
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