私は、学生時代に取り組んでいたことをそのまま仕事にしようと、当時大学院の同級生だった仲間と起業しました。
初めてインターネットに触れたのは、約10年前。以来、その可能性に魅了され、“なんとしてもこの分野でおもしろいことをしたい”と思っていた私にとって仕事とは、「自分が全力を傾ける対象」です。もし、自分がこの世に生まれた意味があるとすれば、それは自分の持っているものをぶつけきらないと、表現できないと思っています。どうせ生きるのであれば、精一杯生ききりたい。
出し惜しみをすることは格好悪い。
仕事とは、私にとっての自己表現と言ってもいいのかもしれません。
人生には、段階というものがあると思っています。20代の10年は、自分を試す10年だと思います。私自身、可能な限りの背伸びをして、自分が社会のなかで“どこまでのことを成し遂げる力と運を持っているのか”を試す10年間が、もうすぐ終わろうとしています。次の10年は、地に足をつける10年です。
意識を外に向け、一歩一歩確実に成果をつくりだしていく。そしてその先には、与え・育てることが続きます。
仕事とは、人生のどの段階においても、全力を傾ける対象であり、社会への価値の提供であり、人生の意味そのものであるというのが私の考え方です。言い換えれば、このことに当てはまらなければ、それは仕事ではない。自分の今やっていることは、本当に「仕事」と言えるのか? ときどき、問いかけています。
はい。とてもやりがいのある仕事です。
人生をかけてやるべき意義のあることが、私にとっての仕事なので、経済的・時間的拘束のない立場に立ったとしても仕事をします。そして、世界中を飛び回って仕事ができるような立場に立てると、とても楽しいなと思います。
直接、仕事に関する場面ではないですが、最初にはじめた仲間の一人のお母さんに初めて会った際に、笑顔で受け入れてもらえたとき。
家族、友人、自分自身は、仕事と同じくらい大切です。
両親と子供とどっちが大切ですか?と聞かれても、「同じくらい大切です」としか答えられないのと同じ理由で、私にとっては、大切さの度合いを仕事と比較するものではないです。
特にありませんでした。
「仕事のために」という言い方には違和感があるのですが、それを、「人生において身につけさせたいことは何か」という意味で解釈するならば、“常に全力で物事に取り組む姿勢”です。
人間の可能性を最大限に発揮することができる道具です。
楽しんで取り組めるかどうか、ではないでしょうか。
調べたいことを調べてブログに書いていきたいです。
物事の考え方について、改めて気づかされることがたくさんありました。
『おとなの小論文教室』
[山田ズーニー著/河出書房新社]
京都大学大学院情報工学科在学中の2000年1月、
現取締役会長の片岡俊行、技術担当取締役中田稔と共に株式会社ゆめみ設立。
ユーザー視点でのモバイル向けサービスを中心に、モバイルコンテンツ・ソリューションの企画・開発・運営・コンサルティングを手がける。
2005年4月、代表取締役社長就任。