僕の仕事は企画を考えることです。
テレビやラジオに始まり、CMやPRイベント、商品開発、時には料理のメニューまで考えたりすることもあります。
企画を練る場合、僕はジャンルに関係なく3つのことを自分に問いかけます。
まず、「それは新しいか?」
誰かの真似や後追いをして成功させた仕事は、必ず心にモヤモヤしたものが残ります。
逆に新しければ、例え失敗したとしても自分なりに諦めがつきます。
人の真似をして失敗することほど、惨めなことはありません。
2つ目。「それは誰を幸せにするか?」
直接的ではないにしろ、自分の仕事によって、誰かが幸せになる…素敵なことじゃありませんか。
お金儲けは簡単だけど、世の中の役に立ちながらのお金儲けは難しい…確かどこかの偉い創業者の人がそんなことを言ってましたが、まさにそうだと思います。
そして最後。「それは自分にとって楽しいか?」
起きているあいだの大半は仕事をしているわけですから、仕事を楽しいと思えるようになったら、人生の豊かさは何倍にも膨らみます。
そのためには、今の仕事に喜びを見つける努力をすること。
どうしても見つけられないと思ったら、すぐに仕事を変える。
それでいいと思います。
僕はとても楽しそうだと直感したから、新しいラジオの仕事を始めました。
それが、『Library by Odyssey』です。
はい、大好きです。
東京の真ん中に、文化が生まれるホテルをつくります。
北海道の小さな銭湯に行ったときのこと。番台横のテレビを幼い兄弟が真剣に見ている光景に心打たれました。テレビっていいなぁ、と。
平凡な答えですが、健康が一番だと思います。
詩人。
英語とゴルフ。欲を言えば、フランス語。
大工さんにとってのノコギリや金槌、寿司職人にとっての包丁のようなもの。
“偶然力”というものが実はとても大切ではないかと思っています。
思いっきり泳いだあと、サウナで汗を流し、水風呂に入ります。(オヤジ臭い?)
1964年熊本県生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
放送作家として「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」(ともにフジテレビ)「世界遺産」(TBS)など、多くのテレビ番組を企画。2003年には「トリセツ」(テレビ朝日)で国際エミー賞を受賞。
現在は雑誌連載や商品開発、ラジオパーソナリティーなど多くの分野で活躍中。著書に『随筆 一食入魂』(ぴあ)『恋する日本語』(幻冬舎)など