私は現在、大学の教員をしていますが、これまでに4回の転職を経験しています。今風に言うならば、典型的なジョブ・ホッパーで、最初に勤めたのが一部上場企業の人事部です。管理職に昇進した年にその企業を退職し、2つの大手シンクタンク、出版社の人事部等を経て現在の大学に勤務することとなりました。
こうした私の転職経験からも明らかなように、私にとって仕事とは、自分を鍛える手段であると同時に、人事コンサルタントとしての自分の市場価値(market value)を高める術でもありました。自分を鍛え、市場価値を高めるべく、夜間の大学院(筑波大学)にも通い、40歳の時に、念願の大学人になることができました。
“コンサルタント40歳定年説”を主張していた私には、40歳での大学教員への転身はまさに天職との出会いとも言うべきもので、大学生、社会人大学院生との議論を心底楽しんでいます。現在では、社会に貢献できる高度専門職業人を育成することが働くモットーであり、それが生きがいとなっています。
改めて、これまでの自分の仕事人生を振り返ると、職業の3要素のうちの、「個性の発揮」、「生計の維持」の2つに重点が置かれたものとなっており、「連帯の実現」が、やや弱いように思われます。
今後は、自分の研究成果やこれまでの学問的知見を、もっと社会に還元できるような「連帯の実現」を目指した働き方をしていきたいものです。
今の仕事はまさに天職であり、大変気に入っています。
坂本龍馬の脱藩の道を歩いて、自分の目を通してみる坂本龍馬に関する本を執筆したい。
自分の仕事上における人生の師との出会いです。よき出会いが人生を変えると言いますが、自分も良き師(伯楽)になりたいものです。
家族と知人・友人のネットワークです。
小・中学校で野球をやっていたので、プロ野球の選手になりたかったです。
市場価値の高い専門性と人脈づくりです。
まさに、ビジネス・リテラシーで、なくてはならないものです。
限界への限りなき挑戦と良質な経験だと思います。
睡眠不足なので、とにかく寝たいです。
78年、早稲田大学法学部卒業。92年、筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。上場企業の人事部、住友ビジネスコンサルティング(現・日本総研)、三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)等を経て、現在、文京学院大学人間学部教授。人的資源管理、組織行動論などを研究テーマとする。主書に『働く意味とキャリア形成』『大学生の職業意識とキャリア教育』(勁草書房)、『人的資源管理要論』(晃洋書房)、『日本的雇用システムの特質と変容』(泉文堂)など。
【著書】