「働くこととは?」との問いに対する回答が大きく変わったのは、10年近く働いた外資系企業を辞めて、仲間と起業したときからだと思います。それまでは、自分のスキルを高め、時間単価を増加させ、できるだけ高く時間を換金していくことが働くことの意味だと考えていたかもしれません。まさにフローのための労働でした。
起業して5年、現在、企業の経営者としての自分にとって働くこととは、仲間とともに夢を実現する過程にほかなりません。私は今、「携帯電話の進化を自分たちで創造したソフトウェア、技術、サービスで推し進め、世界に広めたい」という夢の実現のために時間と知恵を使い、すなわちこれが働くことになっています。困難や苦労を含めたすべての事象が、自分の勉強であり夢の実現に必要なハードルだと実感します。
夢の実現のため、目の前の課題に取り組み、日々サプライズを求めることなく、つねに工夫をし、楽しみながらも地道な継続をする。継続こそが経験を蓄積し、次の未知なる大きな課題克服の足がかりになる。しばらくして振り返ると、いくつかの成果をともに挑戦した仲間と確認することができる。こういった小さな達成感と感動、新たな人との出会いが働くことの報酬として待っています。働くことの対価は、知らず知らずのうちにストックとして残っているのです。
もちろん好きです。
世の中の子供のためになること。
よくあります。思いもよらぬ頑張りや工夫を社員から見せられたとき。
自分の周りにいる人。
医者。
語学、コミュニケーション能力。
不可欠で優秀なツール。
プレゼンを手書きで・・・休みがなくなる。
あきらめず情熱をもって仕事をする。
『新撰組』に関する歴史小説。
1965年、長野県松本市生まれ。1991年3月 東京理科大学理工学部応用生物化学科卒業。同年4月にアンダーセンコンサルティングに入社。1996年9月マネージャー昇格に伴い、アンダーセンコンサルティング株式会社(現、アクセンチュア)に移籍。2000年3月、同社を退社。3月1日株式会社メディアシークを設立、同社代表取締役に就任。12月22日設立わずか9カ月で東京証券取引所マザーズに上場。
携帯電話関連のコンサルティングが主柱、戦略立案からシステム構築・運用まで一貫支援する。コンテンツ配信やサイト運営など独自事業展開も行う。