No.126
株式会社ジェイアイエヌ
ブランドコミュニケーション室
渡辺 里実さん
人の感情が動くプロセスに興味があり、大学では心理学を専攻していました。特に、消費者行動に強い関心があったので、就職も広告系の仕事を考えていました。でも、「自分だったら、必ずしも広告だけ見てモノを買わないな」と、はたと気づいたんです。ならば、どういう時にモノを買おうと思うのか…、その答えは、仲の良い人から勧められたとき、いわゆる「口コミ」だったと気づきました。そこで、広告からPRの専業会社に進路を変更。募集の少ないなか、なんとかPR会社に新卒で入社し、丸4年、PRの仕事をしっかり学びました。その後、上流から下流まで一連の業務すべてに関われるPRの仕事がしたくてJINSへの転職を決めました。
現在は、JINS主力の「JINS PC」(※1)をはじめとした機能性アイウエアや今秋発売の「JINS MEME」(※2)のPR担当として、主に情報開発やニュース作りを行っています。具体的には、JINS PCをかけるとどのくらい眼精疲労度が減るのかなどを大学の研究室と一緒に調べ、その結果をリリースしたり、時には、小学校に出向いて目の仕組みやブルーライトについての出張授業を行ったり、業務内容は多岐に渡ります。この先、ますますIT機器やICT教育が普及していくなか、ブルーライトと上手につきあっていく方法を小さいうちに知ってもらうのは、とても大切なこと。こうした有用な情報発信を通じて、アイウエアがもたらす快適な暮らしをあらゆる世代の人たちに提案していきたいと考えています。
JINSでは、「Magnify Life(マグニファイ ライフ)」(※3)をビジョンとし、「Progressive(プログレッシブ)」「Inspiring(インスパイアリング)」「Honest(オネスト)」の3つを社員の行動指針としています。ことに私たちの部署では「オネスト」を重視していて、“話題性だけを狙ったニュース作り”を目的とするのではなく、正確でお客様にとって価値あるニュースを発信することを信条としています。発信した結果は、日本国内だけで300近くある直営店からお客様からの声としてダイレクトに届きますので、「キャンペーンの効果があってお客様に好評だった」と店舗スタッフから言ってもらえることは何よりも嬉しく、それと同時に気も引き締まります。
私にとって仕事とは、自分と向き合い、外へ還元すること。“仕事”は友達ではないので、楽しいことばかりではなく、辛く嫌なこともあります。それでも、1人よがりになることなく、さまざまな人とコミュニケーションを図りながら、いろんな経験を積んでいく、そのすべてが人生のこやしになっていくんだと思います。私にとって、もはやライフワークとも言えるPR・マーケティングについて、さらに深めながら、人間としての資質もブラッシュアップさせていきたいです。
※1 「JINS PC」:パソコンやスマートフォン、テレビなどのデジタル機器から発せられるブルーライトから眼を守るためのPCメガネ。
※2 「JINS MEME」:世界初の「自分を見るアイウエア」。独自の眼電位センシング技術で、高精度な自分の身体情報(眠気、消費カロリー、疲労度、好み・関心度など)をキャッチするウエラブルメガネ。
※3 「Magnify Life」(マグニファイ ライフ):人々の人生を拡大し豊かにする。
『無印良品は、仕組みが9割』[松井 忠三 著 / 角川書店]
仕組みをフローに落とし込んで、誰でも同じクオリティで業務遂行できるようにしていくための環境構築について、学ぶべき部分がとても多い本。
株式会社ジェイアイエヌ
ブランドコミュニケーション室
渡辺 里実(わたなべ・さとみ)さん
2009年の大学卒業後に勤めたPR専業のマスコミ関連会社を経て、株式会社ジェイアイエヌに入社。現在はブランドコミュニケーション室に配属され、機能性アイウエアなどの担当として情報開発や広報・PRを担当。
【2015年5月インタビュー】
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