No.140
-生まれてきたのは、私でなければできない仕事が何かこの世にあるから-
株式会社Humanext
代表取締役
浜本 亜実さん
"自分は、何のために生まれてきたのか"
誰もが一度は、そのようなことを考えるのではないでしょうか。仕事柄、「私に向いている仕事は何だと思いますか」「自分はこのままこの仕事を続けていて良いのでしょうか」「自分には将来の夢がないのですが大丈夫ですか」など、日々多くの質問をいただきます。その問いに対する正解など存在しないのですが、これまで多くの方々と一緒に悩み、考えてきたなかで感じることは、「仕事とは、自分を発見するための、最高のJOURNEY」なのではないかということです。
「人が、本来持っている素晴らしい能力を最大限に発揮するためのサポートをすること」をモットーに、これまで、企業のパフォーマンス向上とともに、個々の生きがいや幸せを大切にした組織づくりに力を注いできました。そのなかで、大切だと感じる要素のひとつに、“自己を発見すること”があります。自分の無限なる可能性を信じて、自分の価値は何であるかを理解し、目標を持つことを決してあきらめないこと、そして、関わる人のなかにも自分と同じように輝く才能と可能性が溢れていることを見出し、背中を少し押してあげること。その積み重ねが人の心を豊かにし、本来持つ才能を開花させていくのだと、これまで出会った多くの方々の姿から学びました。
すべての人に、その時その環境で与えられる大事な役割があります。どのような環境にいたとしても、今、自分に与えられている仕事や環境のなかで、“私でなければできない仕事とは何か”を問い続け、目の前のことに心から向き合っていけるかどうかで、見えてくる世界も自分自身も変わっていくのだと思います。
最後に、学生や若手社員と共有して皆で共感している、相田みつをさんの言葉をご紹介します。私自身もこの言葉を胸に、力尽きるその時まで、JOURNEYを楽しみながらチャレンジし続けていきたいと思います。
わたしは、無駄にこの世に生れてきたのではない。
また人間として生まれてきたからには、無駄にこの世を過ごしたくはない。
私がこの世に生まれてきたのは、私でなければできない仕事が何かこの世にあるからなのだ。
それが社会的に高いか低いかそんなことは、問題ではない。
その仕事が何であるかを見つけそのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに
人間として生まれてきた意義と生きてゆく喜びがあるのだ。
~ 相田 みつを ~
株式会社Humanext
代表取締役
浜本 亜実(はまもと・あみ)さん
シャネル株式会社で長年培った経験を活かし、外資系ブランドやリゾートホテルなどのPRを手掛ける。その後、森ビル株式会社に入社し、"六本木ヒルズ"の立ち上げに参画。施設全体のサービス構築や働くスタッフ数千名の育成に携わる。
2005年、"次世代に大切なものをつないでゆきたい"という想いから、株式会社Humanextを設立。個人や組織、施設や地域などが本来持つ素晴らしい力を最大限に発揮するサポートをすることをモットーに人材開発・組織開発・サービスデザイン事業を展開。「人づくり」の観点から、企業のブランディングに取り組み、これまで1万名以上の人材開発と300社以上のコミュニケーションデザインに携わる。次世代の育成や様々なベンチャー企業の支援など次世代につなぐ活動に力を注いでいる。
【2016年7月インタビュー】
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