起業家でも実業家でもなく、多くの人と同じように、
「仕事は生活の糧を得ること」と考える僕は、ものすごく気合いを入れてビジネスをしているわけではありません。
現在の仕事は自分に向いた「楽」にできる仕事だと思っています。
「楽」というのは、「疲れない」とか「楽しい」とかいうことでなく、肩肘張らず自分の力を生かせる仕事である、ということです。
そんな僕には、現在の仕事以外にいくつかの「夢」があります。
その1つが劇場の運営です。
かつて舞台の世界で働いていたこともあるのですが、いつかは自分の劇場空間を持ち、そこで自作の芝居を上演したり、好きな音楽の演奏を行ったり、若手の芸術家を育てられたらいいなと思っています。
これは、今の仕事と直接的な関係はありませんが、“何かを作り出す”ということにおいては変わりないと思いますし、現在の仕事が、何らかの形で役立つことは間違いないでしょう。
舞台、雑誌編集、Web制作という、ちょっと変わったキャリアを経てきましたが、一貫していることは、「人を喜ばせたい。楽しんでもらいたい」ということを常に考えて、何かを形にしてきたということ。
その表現の形態が、時には舞台、雑誌メディア、そして、現在はインターネットを通じて、と変化しているだけと捉えることもできます。
きっと10年後の僕は今の仕事をしていないと思いますが、人を楽しませられるような何かを作っているとは思います。
それが、どんな形になって現れるのかはわかりませんが、それこそが僕の本当の「仕事」、つまり「ライフワーク」であると思っています。
好きです。忙しすぎることを除けば(笑)
自分の劇場を建てるのが夢です。そこで芸術家を育てます。
仕事ではないですね。鳥肌が立つほどショックだったことはありますが。
自由な精神。愛する心。
科学者。『コスモクリーナーD』※を作りたかった。
※アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の科学装置。
基礎的な教養全般と語学力。まっすぐな心。
かつては夢を与えてくれる箱だったが、今は仕事の便利な道具。
人格と人望。あと、直感と行動力。
「何もしない」をする。1時間では何もできないから。
特にありません。主に雑学なので。
1972年群馬県生まれ。94年早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。
在学中から演劇の世界にのめり込み、卒業後は劇団四季に裏方スタッフとして入団。
1年のイタリア遊学の後、ソフトバンク出版事業部(現ソフトバンククリエイティブ)に入社。
パソコン雑誌の編集者として6年間勤務し、日本初の提案型ホームPC雑誌『PC Life』の立ち上げにも加わる。
その後、メディアとしてのWebの可能性を信じ、2002年、当時10数人のスタッフしかいなかったカカクコムへ入社。『価格.com』の編集記事やメディア面を主に担当し、2006年5月より現職。