「オーディオブック」という言葉をご存知でしょうか。
オーディオブックとは、本の朗読やラジオドラマ、講演会など、音楽以外の「音のコンテンツ」の総称です。
最近、iPodをはじめとする携帯音楽プレーヤーの流行を背景に、音楽以外の「音のコンテンツ」を聴く人がだんだん増えてきました。そのひとつがこのオーディオブックというものです。今は、通勤電車内や自動車の運転中、あるいは家事をしているとき…といった何かをしながら同時に聴くことで、時間を効率的に使いたい、という人を中心に聴かれるようになってきています。
このように、今でこそ徐々に浸透しつつあるオーディオブックですが、当社を創業した2004年当時は、ほとんど聴かれていませんでした。
それもそのはずで、当時アメリカにこそ「オーディオブックで本を楽しむ」という文化がありましたが、日本にはまだコンテンツそのものが存在しなかったのです。
そこで、当社は聴く文化を創り出し、オーディオブック市場を広げるため、自社でコンテンツを制作、普及に努めることにしました。その最初の試みが、本を音で紹介するサービス「新刊JP(http://sinkan.jp)」です。
新刊JPでは、出版社の協力を得て、「耳で立ち読み」をコンセプトに、本をラジオ調で楽しく紹介する番組や、ダイジェストを配信しています。だいぶ利用者が広がり、3万人以上の方にご利用頂けるようになりました。
現在は、オーディオブックを本格的に広めるため、当社自らオーディオブックを積極的に制作しているほか、日本初となるオーディオブックのポータルサイト「FeBe(http://febe.jp)」を立ち上げ、サービス展開を行っています。
当社の試みが実を結ぶよう、「必ずやり遂げる」という信念を持って事業を行っていきたいと思っています。
はい。新しい価値を生み出すことは大変やりがいがあります。
新しい事業に投資をすると思います。
自分の作った企画が、結実したときです。
仕事を通じて自分の理想を達成していきたいと思っていますので、そういう意味では仕事が一番かもしれません。
学者です。
自己責任の考え方、投資という視点、想像力を広げることです。
大事なパートナーです。ないと非常に困ります。
私自身が成功しているとは思っていないので何とも言えませんが、成功するまでやり続けることだと思います。
本をゆっくり読みたいです。
1980年 神奈川県生まれ。
東京大学経済学部在学中にオーディオブックの配信会社オトバンクを起業。
大手出版社と提携し、ビジネスパーソンに役立つ音声コンテンツを配信するサービスの提供を開始。
多忙ななかでビジネス情報にキャッチアップするため、自らもiPodを用い自社サービスを活用している。