いま、巷には発売されたばかりの『Windows Vista』が店頭に並び、新しいパソコンが次々に発表されています。僕が、現在の仕事をはじめたのは約10年前で、くしくも、Windows 95という、現在のWindowsの基礎となり、パソコンブームの走りとなるOSの発売時期でした。その当時、僕は20歳で、社会人デビューと同時に現在の会社を創業しました。
それから10年が経ち、「若い!」「学生ベンチャー」とチヤホヤされた時代を過ぎて、年齢も30代となり、何もわからない学生から、一端の上場企業として仲間入りをさせていただくことになりました。
いま振り返れば、少なくともこの間の10年は仕事漬け。人生そのものが仕事であったような気がします。学校を辞め、“自分でやってみることを選んだ自分の選択を後悔しない”という意味でも、負けたくない一心で過ごしてきました。
「会社を興して、失敗したことは?」と、よく聞かれるのですが、その質問にはお答えできません。というのも、失敗は思い出すことではなく活かすものであり、僕なりには、後悔しない自分なりに充実した人生を送るヒントでもあると思っているからです。
僕にとって、『仕事・働くこと』とは、人と関わり、人から刺激を与えられる関係そのものと言えるかもしれません。起業時、最初に営業させていただいた方とは、いまだに接点を持っています。最初は怒られ、とても怖かった記憶があります。
その方から「よく頑張ってるね」と褒められる瞬間は、何にも代え難い達成感が得られます。
好きだし、古い表現ですが自分の生きがいそのものです。
やりたいことはできると思いますが、仕事を辞めることはあり得ない。
昔はプロジェクトの成功。いまは、社外から社内のマインドを褒められたとき。
わざわざお客様や株主からご連絡をいただき、社員をお褒めいただいたことなどは非常に嬉しい。
生きがいや志など、自分が大切にしたい、譲れないと思うもの。
公務員以外。とくになかった(?)
自分にしかできない仕事をしてほしい。
道具であり、なかなか飽きないオモチャ。
生きがいや志など、自分が大切にしたい、譲れないと思うもの。
頭のなかの体操。
昭和50年金沢市生まれ。神戸で育った。
平成7年、立命館大学理工学部情報学科在学中に個人事業者として「パソコン家庭教師」事業を開始。翌8年、(株)ザポイントスタジオに入社し、「パソコン家庭教師」事業を行うスリープロ事業部設立に参画。大学は4年のときに中退。平成11年1月(株)ザポイントスタジオを(株)スリープロに社名変更。同年11月、代表取締役社長に就任。平成15年11月に東証マザース上場。