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リレーエッセイ Vol.56 今野誠一さん

結論から言うと、働くこととは、生きることそのもの。
仕事を通じて多くの尊敬する人に出会ったし、仕事を通じて愛する人にも出会ったし、友達もできた。そして、仕事を通じて多くの感動も味わうことができた。仕事を通じて社会参加ができ、多くの人生の悦びを知ることにもなった。
これからも、死ぬまでそうだろうと確信している。

一日のうちで最も多くの時間を費やすのは、僕の場合はずっと仕事に関わることだった(そうじゃない人もいるかもしれないけど)から、この時間が苦痛であれば人生そのものが憂鬱か、よくても退屈なものになるんだと思っている。

仕事を通じてワクワクし、達成感を味わい、感動を味わうためには、その仕事に就くきっかけや経緯はともかくとして、自分の意思と行動で自分の仕事を絶対に「天職」にしていかなくては駄目なんだ。
特に社長や取締役や部長など、組織のトップはことごとくそうでなくてはいけない。社長や取締役や部長が嫌々だったり、本気度の低い仕事ぶりをしていたら、それはすぐに社員にばれるし、やっかいなことに伝染していくんだよね。特に今のような不景気で業績がなかなか上がらないような時代にこそ、トップが仕事が大好きで、自信を失わず元気でいることが何よりも大切だと思うんだよね。

仕事にまつわる10問アンケート

  1. 今の仕事が好きですか?

    もちろん。人が好きだから。変革のプロセスのワクワク感がたまらないから。

  2. 一生困らないほどのお金が手に入ったら、仕事以外にやりたいことは?

    世界中のマングローブ林の保全。障害者の雇用を創出する活動。ほかにも山ほど。

  3. 仕事で、"鳥肌が立つほど感動した"ことがありますか?
    それはどんなときですか?

    しょっちゅうだよね。プロジェクトの打ち上げの時はだいたい鳥肌ものだよ。

  4. 仕事より大切なものは?

    ないね。仕事があればこそ、愛する人々を大切にでき、人生を謳歌できるんだから。

  5. 子供の頃になりたかった職業は?

    学校の先生。今思うと、いかにも視野が狭かった。今は芸能人になりたい。

  6. あなたの子供に、仕事のためにどのようなことを身につけさせたいですか?
    (※子供をお持ちでない方は、いると仮定してお答え願います)

    明るさと、元気さと、素直さと、誠実さだね 。ほかには何もいらないんじゃない。

  7. あなたの仕事にとってコンピュータとは?

    便利な道具。しかし、コンピュータに支配されないようにしたいと思っている。

  8. 仕事で成功するために、もっとも大切なことは?

    やっぱり、明るさと、元気さと、素直さと、誠実さだね。人柄ってことだね。

  9. いま、1時間だけ自由な時間があったら、何をしたいですか?

    それでも仕事かな。ほかには、花の世話をしたい。ギター弾きたい。デートしたい。

  10. 最近読んだ本で、仕事に役立ったのは?

    『儲けないがいい』
    [中島セイジ 著/アチーブメント出版]

株式会社マングローブ
代表取締役社長 今野誠一(いまの・せいいち)

【Profile】

岩手県出身。1976年リクルート入社(人事教育事業部、総務部等)、リクルートコスモス移籍後、総務部人事部長などを歴任。
1998年、組織人事コンサルティング会社『株式会社マングローブ』を設立。
経営者コミュニティサイト「MG-NET+(マグネットプラス)」編集長として、経営者のネットワーク作りにも取り組んでいる。

【著書】
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