仕事とは何かと問われて、それはまさしく生きることそのものだと考えるようになった。
仕事のない自分の人生は考えられず、仕事そのものを通して、私が成長(進化)し、みんなが成長(進化)するということだ。幸い、私には父から譲り受けた仕事が備えられていた。
それは自分が望んだものではなかったが、いつしか、その与えられた仕事を通して、
自分の興味のある方向へ、自分の生き様のように変容していった。
当初は、そろばんを作って販売するだけが当社の守備範囲であったが、そこから自分の興味と関心に沿って、そろばんを教授する方向へと移り、また、新しい教材開発へと進んでいった。
仕事を通して、自らが学び、成長(進化)する。新しい出会いもあり、そのなかで、活かされている自分を感じ取る。
幾つかの困難にも出会った。裏切られたこともある。でも、そこからまた新たな成長が生まれる。仕事とは生きることそのものと言ったら、大袈裟だろうか?
哲学者ウィトゲンシュタインは言う。「人間は自分の才能に課せられた仕事に全精力全生涯を傾けるべきである。」私も彼にならって、更に仕事に全力を傾注したい。
はい、とても好きです。自分に合っていると思います。
世界の子どもたちを集めて、キャンプを開催したい。
アメリカの算数の学会で、単身でワークショップをやった折に、後から参加者のひとりに「あなたのワークショップとても良かったわ」と声を掛けられた時。
仕事が一番大切だと思います。
学校の先生。
Never Give upの精神。
パートナーですね。必要不可欠な存在だと思います。
やる気とハートですね。
好きな人に電話をする。
『ザッポスの奇跡』
[石塚しのぶ 著/東京図書出版会]
こんな会社があるのかと感動した。
1954年東京生まれ。慶應義塾大学 法学部卒業。国際基督教大学にて英語科教員免許取得。2001年、ハーバード大学のProject ZeroにてMultiple Intelligences Theoryを学ぶ。高等学校の教師、英会話学校の講師を経て、2004年よりトモエMIアカデミーを主宰。トモエ算盤株式会社 代表取締役社長には1985年に就任、現在に至る。
2004年に全米数学者会議でそろばんワークショップを開催し、同年、筑波大学附属小学校や都内小学校にて、英語そろばんイマージョン授業を全国で初めて実践指導。2005年3月、株式会社アットマーク・ラーニング社外取締役就任。2005年4月より慶応義塾普通部の特別選択授業にて英語そろばんイマージョンクラスを受け持つ。また、池田紅玉氏と共著で『英語で聞くそろばんドリル』(南雲堂フェニックス)を出版。社団法人東京文具工業連盟、社団法人全日本文具協会各理事。その他、チュニジアやモロッコをはじめ、海外でのそろばん普及活動も積極的に展開。