ビジネス誌で仕事をしているので、ほぼ毎日、いろいろな方々のお話をうかがい に行きす。私が、いままで「資格を取るための勉強法」というテーマでお話をお聞きしたなかで、とくに印象深かった方に、イカリ消毒株式会社の黒澤眞次社 長がいます。
業務中に火災事故が起きたことがきっかけで、危険物取扱主任者の資格をとったのが40年前。それ以来、勉強する楽しさにとりつかれてしまい、黒澤さんはいまでは80の資格をもっています。
未知の分野を勉強して、専門知識を得ることで、社会を知り、人を知るきっかけが生まれ、それまでとは違う角度から物事を見られるようになり、新たな発想を生み出すベースにもなる。さらに、時間の使い方も改善されるといいます。そして、これだけの貴重な「財産」を得るために必要な時間は、毎朝の2時間なのだそうです。『2時間の積み重ねが一年年間で730時間となり、この時間は1カ月に当たるので、一年13カ月あることになるんだよ』といいます。
私は、黒澤さんの話を聞いて、資格を維持するために勉強し続けることが自分の能力を開発することにつながり、それが人生を広げていくのだなと思いました。
みなさんも「資格をとるのは何のためかな?」「仕事をするのは何のためかな?」と、ときどき自分に聞いてみてください。きっと、何か発見できることが出てくると思います。
好きです。
子供が感動する本をつくります。
海外のすばらしい本の翻訳本を日本で出します(仕事ではなく)。
自分が一生懸命つくった記事を、電車内で食い入るように読んでくださっている人を見たとき。そのオジサンを抱きしめて、頬ずりしてあげたくなりました(笑)。
家族と親友。
保母さん。
何があってもビクともしない丈夫な体。自分の頭で考える力。
人の心を思いやる感性。
なぜ動くのかわからないが、役に立つ道具。
昔のように、手書きと手計算にするかなぁ?
いま目の前にある仕事を大事にして全力投球すること。
それを続けて蓄積していくうちに、必ず広がっていくと思います。
『人は仕事で磨かれる』
[丹羽 宇一郎 著/文藝春秋]
『すごい会議』
[大橋 禅太郎 著/大和書房]
『人脈づくりの科学』
[安田 雪 著/日本経済新聞社]
『マニュアル不要のパソコン術』
[朝日新聞・be編集部 編/講談社]
一橋大学社会学部卒業後、(株)サイマル出版会に入社。
書籍の宣伝と制作を担当。
1988年、西武タイム(現SSコミュニケーションズ)に入社。
雑誌「レタスクラブ」編集部、「Money Japan」編集部に所属。
90年、プレジデント社に入社し、書籍編集部、「プレジデント」編集部に配属。
2005年より現職。