私にとっての仕事には、たぶん、いくつかのターニング・ポイントがあったんだろうと思います。一つ目は、27歳の時、安定していた石油会社をやめて、ちょっとだけ自分の夢を追いかけた時。 二つ目は、人生の転機といってもいいと思うのですが、31歳の時、島根から、突如、東京に出てきたこと。 三つ目は、37歳の時、またもや安定していた税務会計事務所を辞めて、独立し起業したこと。
そして、たぶん、これが最後のターニング・ポイントになるだろうと思うのですが、誰かをサポートするコンサルタント的な立場だけではなく、自らが価値を生み出す実業に踏み出そうとしている、いまこの時です。 私の仕事のテーマは地域再生、「地域、人、産業の再生と創造」です。しかし、地域再生において、コンサルタントとしてできることには限りがあります。地域再生の主役は地域であり、地域の人です。コンサルが自らそれをやるのは禁じ手と言われています。
ただ、真に地域再生を実現させるには、戦略やスキームの枠組みだけではだめで、そこに魅力あるソフトやコンテンツ、新たなビジネスモデルが必要であり、そのための人材やノウハウが不足する地域のなか、ここ数年、そのジレンマを抱え、私としてはかなりの葛藤もありました。
『思えば、遠くへ来たもんだ』という歌がありますが、私は49年の人生を振り返って、ああ、ここに来ることが、私のこの人生での目的であり、私がここにいる理由なんだなと思っています。
好きです。もっとも、仕事=自分がやりたいことをやっているので、基本嫌なことはないし、しないです。
学校をつくって、子供たち一人ひとりの良さを見つけ、その夢や希望、未来を実現するサポートをしたい。
たぶん、何度かあったと思いますが、覚えていません。感動も進化するから、過去の感動より今の感動。
平和、子供たちのしあわせ。社会が優しさに満ち溢れて、困った時にお互いに助けあえること。
パンダの飼育係。阪神タイガースのボールボーイ。小説家。
強さ=優しさ。自分に優しくなれること、自分を大切にすること、自分の未来、可能性を信じること。
欠くことのできないパートナー。最高のアシスタント。頭脳であり、手足であり、忠実なしもべでもある?(笑)
自分にとっての北極星=ミッション(使命)を見つけ、それを誰よりも徹底して極め、こだわりやり遂げること。
海で何も考えずに、ぼんやりしたい。できたら、夕陽が沈むのを見たい。その時間は世界で最も美しい。
『よくわかる臨床発達心理学』
[麻生武・浜田寿美男/ミネルヴァ書房]
正直、ビジネス本は本当の意味でビジネスの役に立たない。
1961年生まれ。島根県出身。島根県立浜田高校卒業後、石油会社、官公署、税務会計事務所等を経て、1998年経営コンサルタント・行政書士として独立開業。起業支援、中小企業の経営革新、地域活性化、まちづくりの企画コンサルティング、講演、執筆活動に取り組む。
1999年から、ライフワークとしてのまちづくりNPO活動に取り組む。2010年、地域再生スキームとして、地域・社会でこどもを育てるしくみ、場づくり「こどものえき」事業をスタート。NPOで、事業スキーム・キャラクター・ソフトを提供するモデル事業を展開中。