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リレーエッセイ Vol.77 板井 麻衣子さん

2010年3月9日。それまでごく普通に地元の市役所で働いていた私が、『2010ミス・ユニバース・ジャパン』として名前を呼ばれたその日から、「仕事」ということに関しての環境は文字通り、一変しました。今この瞬間まで、自分だけの力では決して起こすことのできない波のうえで、楽しくも毎日必死になって走ってきているような感覚です。アメリカはユタ州の乾いた大地を車で快走したり、日帰りで富士山に登ったり、そして次はマラソンという課題が目の前にあります。最近めっきりアウトドア・・・。

こんなふうに、仕事と新規挑戦へのエネルギーを同じ方向に向けられる今の状況は、エキサイティングで、ある意味とても流動的ですが、そこに全力投球できる幸せと感謝をいつも心に留めています。その分、失敗もたくさんで、落ち込むこともありますが、今の環境になって約1年半が過ぎ、ここからもっともっと深く、根っこを伸ばしていきたい場所との出会いもありました。

いきなり飛び込んだフリースタイルな働き方。大学時代、“就活中”の私には、逆立ちしても描けなかった仕事像ですが、それも何だか面白い。「前進あるのみ!」と思っています。

仕事にまつわる10問アンケート

  1. 今の仕事が好きですか?

    はい。新しい環境でのチャレンジングな日々、“てんてこ舞い”になりながらも何とか進んでいます。

  2. 一生困らないほどのお金が手に入ったら、仕事以外にやりたいことは?

    マルコポーロのように、西へ東へ見聞を広めたい。今、特に行ってみたいのはアフリカ。

  3. 仕事で、“鳥肌が立つほど感動した”ことがありますか?
    それはどんなときですか?

    撮影で訪れたノルウェーの壮大なフィヨルドと朝日。新しい価値観や風景に出会えるのも、この仕事の魅力です。

  4. 仕事より大切なものは?

    自分にとって大切な人たち。彼らが元気でさえいれば、今の私自身はまず仕事を優先したいです。

  5. 子供の頃になりたかった職業は?

    獣医さんに憧れていました。動物大好き。でもクモは、苦手かな・・・。

  6. あなたの子供に仕事のためにどのようなことを身につけさせたいですか?
    (※子供をお持ちでない方は、いると仮定してお答え願います)

    私が両親に感謝していることの一つは、両親以外の大人と接する機会を多く与えてくれたことです。

  7. あなたの仕事にとってコンピュータとは?

    原稿を書いて、ブログを更新して、メールを読んで送って、音楽と画像データをストックしておくもの。

  8. 仕事で成功するために、もっとも大切なことは?

    正直なところ、まだわかりません。でも、仕事もプライベートも、“愛”をもって走り続けたい!

  9. いま、1時間だけ自由な時間があったら何をしたいですか?

    30分ランニング。その後、フレッシュフルーツジュースを飲みながら家族か友人と電話。

  10. 最近読んだ本で、仕事に役立ったのは?

    『日本一わかりやすい フリーのための確定申告ガイド』 [はにわきみこ 著/情報センター出版局]
    息抜きに読む小説を除いて、ある意味仕事関連と言えば、この本を熟読しました。

【2011年9月インタビュー】

モデル、2010 ミス・ユニバース・ジャパン
板井 麻衣子 (いたい・まいこ)

【Profile】

1984年大分県生まれ。上智大学外国語学部ポルトガル語学科を卒業後、大分市役所教育総務課に勤務。25歳でミス・ユニバース・ジャパンに応募し優勝。2010 ミス・ユニバース日本代表として、ラスベガスでの世界大会に出場。
現在は語学力を活かしたレポーターやインタビュアーとして活躍中。J-WAVE「PARADISO」 毎週金曜のナビゲーター。

【著書】
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