「誰もやっていないことをする」。それが、私が働くうえで常に心がけていることです。 誰かのまねではなく、自分流の手法を探しながら、新しいことに挑戦してみんなを驚かせたい。そんな気持ちが、働くモチベーションにつながっています。いまの仕事に就いたのも、「何か新しいことができそう!」という期待感を強く抱いたからです。
現職での最初のミッションは、日本で認知度の低いインターネット検索サービス『NAVER(ネイバー)』を、どうやって広く知ってもらうか、ということでした。すでに日本マーケットには、多くの人が利用している検索サービスがあり、差別化として、「ユーザーにとって、人の顔が見えて親しみやすいサービスを実現する」という戦略を採りました。そして、2009年の7月頃から、当時まだ普及しはじめたばかりのTwitterを使って双方向でのリアルなコミュニケーションによるPRを行いました。
「ネイバージャパンの金子です」と実名で名乗り、NAVERへの書き込みや質問に答える、いわば“顔の見える広報”として、数多くの方々とやりとりしてきましたが、“炎上”などの問題が起こったことは一度もありません。それは、「ネイバージャパンの誰か」という抽象的な存在ではなく、顔も知っている「金子智美」という個人に、意見や要望があれば直接お願いしようと、ユーザーのみなさんが考えてくださったからだと思います。「人の顔が見えて、親しみが持てるサービス」の第一歩は、踏み出せたように感じています。
私にとって仕事とは、「自分を表すもの」。どんな会社で、どういう内容の仕事を、どういうやり方でしているか。それらにはすべて、自分の考えや存在が投影されていきます。これからも、限りなくユーザーに近い位置に立ち、ネイバーファンを増やしていくための新しいやり方を模索していきたいと思います。そして、数々のトライ&エラーでさまざまな経験を積み、『金子流コミュニケーション術』といった本が出せるくらい、誰のまねでもない自分流のノウハウを蓄積できる働き方をしていきたいです。
はい、好きです。私にしかできないと思っています。
泳ぐこととスキーが好きなので、海と山の両方が近い所に家を買いたいです。
お客さんに、「感動した」と言ってもらえると、こちらもすごく感動します。Twitterなどで、「ぽつっとつぶやいたことに、きちんと答えてくれて嬉しかった」「やりとりをしてファンになった」など、直接書きこんでもらったりすると、やっていて良かった…と、日々、活力をもらっています。
健康。
子供が好きなので、幼稚園や小学校の先生になりたかったです。
上手な甘え方、頼り方。私自身、身につけてこなかったので、一人で何でも抱え込んでしまいがちに…。組織は一人で戦う場ではなく、多くの仲間と協力しあって仕事していくものなので、自戒も含め。
すぐに“つながれる”ツール。
「目的」を常に明確にすること。
TwitterやFacebookを見ます。仕事と完全には切り離しづらいですね(笑)
『マキコミの技術』 [コグレ マサト・いしたに まさき 著 / インプレスジャパン]
自分の起こすことに、周りの人をどんどん巻き込んでいくノウハウが詰まっていて、とてもためになりました。
2007年4月から、独立系外資PR会社でヘルスケア業界を中心にクライアントのPR活動のサポートに従事し、mixiを活用したF1層向けのPR活動などを行う。
2009年4月、検索サービス「NAVER」 の日本法人であるネイバージャパン株式会社に入社。ユーザーコミュニケーションスタッフとして、Twitter(@naver_jp)やブログを活用したコミュニケーションを実施中。