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リレーエッセイ Vol.92 内藤 美穂さん:楽しく仕事をするためには

退屈な毎日はもう十分だったのです。起業すると決めた時、この選択は間違っていないと直感しました。何の保証もありませんし、失敗するかもしれません。しかし、そんなことは大したことではなく、もし今起業しなかったら後々後悔することになると感じました。

私にとって、楽しく仕事をすることは大切です。そのためには、自分がどんなことを面白いと感じるのか、つまらないと感じるのかを知っておく必要があります。
やりたくない仕事に時間を費やしてストレスを貯めるより、リスクを取って前向きに行動できる仕事がしたいと思っています。何ができるのか、どうしたら上手くいくのかを考えることは面白く、考えていることが形になった時には達成感を感じます。

高校時代に経済や経営に興味を持ったことによって、退屈な日々が一変しました。世の中が大きく動いていることを知り、世界が広がったのです。大学時代は実際に株取引を行い、世の中に決まった波があること、タイミングが重要であることを学びました。そして、変化のなかにいたほうが楽しいということに気づきました。

仕事はそもそも楽しいものではありません。与えられた仕事をこなすだけでは、仕事の意味を見いだすことはできず、つまらないと感じるでしょう。しかし、その仕事の意味を見つけて、より良い結果が出せるよう取り組んだら、同じ仕事でもきっと楽しくなります。

仕事にまつわる10問アンケート

  1. 今の仕事が好きですか?

    私には合っています。

  2. 一生困らないほどのお金が手に入ったら、仕事以外にやりたいことは?

    財団などを設立し、より多くの人が平等な機会を持てるように活動を行いたいです。

  3. 仕事で、“鳥肌が立つほど感動した”ことがありますか?
    それはどんなときですか?

    そのような体験はまだありません。

  4. 仕事より大切なものは?

    人とのつながりです。

  5. 子供の頃になりたかった職業は?

    特になかったです。

  6. あなたの子供に仕事のためにどのようなことを身につけさせたいですか?
    (※子供をお持ちでない方は、いると仮定してお答え願います)

    独学力です。

  7. あなたの仕事にとってコンピュータとは?

    選択肢、可能性を広げてくれるものです。

  8. 仕事で成功するために、もっとも大切なことは?

    タイミングを見極めることです。

  9. いま、1時間だけ自由な時間があったら何をしたいですか?

    街を散策したいです。

  10. 最近読んだ本で、仕事に役立ったのは?

    『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』 [英『エコノミスト』編集部 著/ 文藝春秋]

【2012年12月インタビュー】

株式会社ガジェットウェア 代表取締役兼CEO
内藤 美穂(ないとう・みほ)

【Profile】

1984年生まれ。大学在学中に株式会社ガジェットウェアを設立。学生時代より投資家としてeワラント取引をはじめ、日本株、中国株、FXなどを取引する。日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」を受賞(キャリアクリエイト部門10位)。
現在は、経営者でありながら、一人の投資家としてさまざまなメディアで執筆活動中。

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