若い頃、大人になった後の人生を考えた時、“ほとんどの時間は仕事だから、その時間は好きな仲間たちと楽しく過ごせたらいいな”と思いました。
本来は、まず目的があって、それを達成するために手段がある。だから、普通はその手段を最適化しようと思うものですが、僕は最適化するよりも、そこに向かうプロセスを楽しくするほうが良いと思いました。幸福というのは、シンプルな構造でできています。目的を自分の好きな仲間たちと共有して、その目的に向かうプロセスを共有すると、人生は楽しいし、幸せを感じるものだと思うんです。
また、仲間を大事に思う感情というのは、状況が作りだすものだと思っています。例えば、『ONE PIECE』の“麦わら海賊団”。船長のルフィは船が操縦できなくて、航海士のナミがいないと死んでしまうので、仲間は絶対的な存在です。そういうふうに、生きるために仲間が絶対に必要な状況、かつ、そんな仲間に迷惑をかけたくないから共に成長していくというのは、理想的な状況だと思います。僕もそう生きたいと思って、チームラボを創りました。
どんなに見苦しいと言われても、僕は、青春を終わらせたくないんです。
※『ONE PIECE』(ワンピース)
1997年から週間マガジン誌で連載されている少年マンガ。海賊となった少年(モンキー・D・ルフィ)を主人公とする、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡る海洋冒険ロマン。単行本(68巻まで刊行)の累計発行部数は、国内最高となる累計2億8,000万部を突破(2012年11月現在)。翻訳版は30カ国以上で販売され海外での人気も高い。
新しいものを創ることや、人から相談を受けてそれに応えることは単純に楽しい!
そのお金を全部使って、もっと大きなプロジェクトがしたい。
今も会社が潰れてないこと。支えてくれる人たちがいないと、2秒後に潰れます(笑)。
“仲間と一緒にいる”という、一番大切なことを仕事にしています。
なかった。現実主義で、少し虚無主義で、夢のない子供でした。
大人の言うことを疑って、自ら考えること。自分の肌でしっかり感じて生きていくこと。
この質問が、もはや20世紀っぽいですね(笑)。
まだ、まるで成功していないので、まだわかりません。
○○○。
1977年生まれ、徳島県出身。2001年に東京大学工学部(計数工学科)卒業と同時にチームラボを創業。大学では確率・統計モデルを、大学院では自然言語処理とアートを研究。
チームラボは、プログラマ・エンジニア(プログラマ、UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ロボットエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、CGアニメーター、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、絵師、編集者など、情報社会のさまざまなモノづくりのスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。 ハンガーにかかった洋服を手にとることで商品説明やモデルの着こなし映像が現れる『チームラボハンガー』や、書の世界観を表現した3D映像、数百のスマートフォンによるアニメーションジオラマ等々、テクノロジーを駆使した製品やアート作品を次々と創出している。
◎世界初! iPad上で、人間の関節や筋肉の動きを再現できる3D人体模型アプリ「TEAMLAB BODY」を
2013/3/4(月)にリリース
3D人体模型アプリ「TEAMLAB BODY」