2025.04.10
高知県黒潮町にある県立大方高校の女子サッカー部の育成にご協力するため、黒潮町に企業版ふるさと納税を行いました。高い目標をかかげ努力を続ける関係者のみなさんを応援しています。
オデッセイコミュニケーションズ代表取締役社長
出張 勝也
寄稿
高知県黒潮町役場 企画調整室
太平洋(土佐湾)に面し、南国特有の温暖多雨な気候に恵まれた黒潮町。自然とともに生き、漁業や農業を主体とした町ですが、近年ではスポーツや観光面も充実。今年は、県立大方高等学校女子サッカー部に、単独チームで県大会出場が可能な部員が集結。まずは大会参加、そして県大会を制し、全国で通用するチームへと成長できるよう進化していきます。
高知県黒潮町は、2006年(平成18年)に「大方町(おおがたちょう)」と「佐賀町(さがちょう)」が合併し、「人が元気、自然が元気、地域が元気」を合い言葉に誕生。今年で20年目を迎えます。高知県の西南地域に位置し、高知県西部幡多郡の玄関口となっています。
太平洋に面した大方地域には、4㎞続く美しい砂浜があり、この砂浜を美術館に見立てた「砂浜美術館」では全国から集まった約1,000枚のTシャツがたなびく「Tシャツアート展」(5月のゴールデンウィークに実施)や、裸足で砂浜を駆け抜けるマラソン大会「シーサイドはだしマラソン」などを開催。風を感じ、海の香りを楽しめます。また、付近にはクジラやイルカなどの生きものが生息。ボランティアガイドとのホエールウォッチングツアーをはじめ、シーカヤック、サーフィンなど1年を通して海を満喫できます。
南国特有の温暖な気候を活かした大方地域では、きゅうりや茗荷、果樹などの施設園芸や水稲、黒砂糖づくりが行われています。また、カツオの一本釣り船団を有する漁業が盛んな佐賀地域では、しめじなどの菌タケ栽培などの農作物に加え、最近では完全天日塩も特産物として注目されています。こうした地元の食を味わう天日塩づくりやカツオの藁焼きづくり、そば打ちなどの体験型の観光も人気があります。
黒潮町は豊かな自然の恵みに感謝すると同時に、国内最大級の津波高34mが想定された町で育まれた防災文化を伝える防災ツーリズムの活動にも力を入れており、学ぶこともできます。また、近年では、土佐西南大規模公園の人工芝は近隣自治体にはない施設として、週末ごとにサッカーの大会が開催されるなど、スポーツツーリズムの推進により、県内外から数多くの方々にお越しいただいています。町内唯一の高等学校「県立大方高等学校」を存続させるべく、2020年度(令和2年)に「サッカーをあきらめるな!」をスローガンに女子サッカー部を創設。2025年度(令和7年)には、単独チームでの県大会出場が可能な部員(10名)が集まるなど、サッカーを核とした文化の創造による学校および地域の活性化にも取り組んでいます。
このように黒潮町は、先人から受け継いだ自然を守り、自然とともに生きている町です。
自然いっぱいの豊かな海に臨む黒潮町に、ぜひ一度お越しください。
黒潮町ならではの、豊かな自然や体験できるさまざまな催しをスライドショーでご紹介します。
「ふるさと納税」寄附金は、右記事業を推進する資金として活用しています。1|元気な黒潮町をつくる(町政全般)、2|自然環境の保全、3|農林水産業振興、4|福祉施策、5|教育・文化振興、6|防災対策、7新型コロナウイルスに負けないまちづくり